企画屋タカシの前口上/中川 髙志

1953年大阪市生まれ、同志社大学文学部卒。在学中に社会保険労務士試験合格。
1993年約17年間お世話になった会社を退職、リアル現場の実務経験を活かして中川経営企画事務所を立ち上げるが、1995年未だ忘れもしない阪神淡路大震災を経験、あの惨事を目の当たりにして「人生意気に感ず、功名誰かまた論ぜん」の心境に至り、建築不動産業、不動産管理業に転身しました。
2005年旧社名東光建設（義父経営）から有限会社東光コーポレーションに社名変更、取締役社長に就任。以来、現代版家守事業（上方では、家屋の所有者を家主、管理者を家守と呼ぶ、いわゆる不動産管理業である。）を中核事業として中古マンション・戸建リノベーション事業（自然素材意匠企画屋モデルルームオープン）、東光モータープール内に駐車場や遊休地を活用したコンパクトビジネスモデルであるWOOD HUT mobile事業を開始（動く小屋建築クリエイター）2013年より小商い起業家支援事業として、WOOD HUT mobileパークを企画運営しております。
現在は、妻君のおかげで大病を克服することができ、新たな事業企画に挑戦しております。「晩節に輝く!!」

余滴

古希を過ぎて、顧みると遠回りの連続でした。大阪の庶民的貧乏長屋に育ち、小中学校の成績は鳴かず飛ばず。高校時代には、TVドラマ「半沢直樹」を地で行くような家業の町工場（旋盤螺子「ネジ」等加工業）の経営不振。
ダライ粉（旋盤などで金属を削る際に出るもの）を鉄屑屋に売り歩き糊口を凌ぐ。また、数多のアルバイトを経験。（稼ぐに追いつく貧乏なし）しかし、この時期の経験が、将来の方向性や物事の捉え方を決める事になる。

ところが、オイルショックによる日本経済の景気後退による就職困難期の煽りを喰って不本意ながら、家具製造、内装工事の中小零細企業にしか職を得ることができませんでした。その反動か⁈そのお陰か⁈在社中に度々の海外渡航を敢行することになる。ヨーロッパ諸国、アメリカ西海岸等々、大卒なら英会話ができるだろうと香港赴任に白羽の矢が立ち、約３年あまり滞在する。（モウマンタイ！無問題）その間に、大陸である中華人民共和国の各都市を歴訪。まさに「男子長城に至らずんば好漢にあらず」を実践する。幸運にも新婚旅行で、スペインへ鬼才建築家ガウデイの建築物を堪能することができました。（笑）